【機械系就職】就職を控えた機械工学部の学生・院生は、モノづくり系の科目をきっちりと勉強しよう!

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機械工学部の学生はモノづくり系の科目をしっかり勉強しよう!

こんにちは!ざこエンジニアのおかでぃです!

2021年に機械工学系の大学院を卒業し、機械エンジニアとして新卒で就職しました。

機械エンジニア(設計)として働き出して1年弱、ある程度仕事にも慣れてきましたが、

「大学時代、モノづくり実習や、機械加工に関する科目をもっとちゃんと勉強しておけばよかった!!」

と思うことが増えてきたので、将来的に機械エンジニアとしての就職を考えている機械工学系の学生さんは、

ぜひ勉強することをおすすめします!

1. モノづくり系の科目とは?

モノづくり系の科目とは、具体的には、以下のような講義・実習のことです。
 旋盤、フライス盤、NC工作機械などを使用して材料から製品を製作する実習
 タップやダイスを使ってねじ切り加工をする実習
 ねじや歯車といった機械用部品の役割について学ぶ講義

 現場で使われている様々な加工方法(旋盤、フライス盤など)について学ぶ講義

大学1、2年生あたりで、こういった講義・実習があり、必修科目になっている大学が多いと思います。

しかし、こういった科目を真剣に学ぼうとしている学生さんは少ないのではないかと思います…

なぜなら、モノづくり系の科目は試験が無いことが多いですし、大学院入試での出題量も少ないです。

多くの学生は、「学問を学んでいる感」を感じられる数学や四力などの「理論」を集中的に勉強し、

「現場」感のあるモノづくり系の科目は軽視されがちです。

 

2. 学問(数学や四力)はもちろん大切だけど…

数学や四力(流体、熱、機械、材料力学)のような理論・学問は、機械エンジニアとして働くにあたってはもちろん重要です。

部品の強度計算、流路の形状設計、耐熱性の検討、モータなどの組み込みソフトウェア開発 などなど、
大学の学問を活かす機会はとても多いです。

しかし、このような「理論」・「学問」を就職後の業務に備えてインプットすることは難しいです。

なぜかというと、実際に使う知識は限られているからです。

例えば、モーターの回転機構を設計している人にとっては、機械力学で学ぶ「振動」の理論は重要ですが、

流体力学のナビエストークス方程式の知識はぶっちゃけ必要ないです…

一方で、流路設計などをしている人にとっては流体力学の知識は必須となり、配属先によって必要な専門知識は変わります。

 

そして、日本の企業(特に大手企業)では、
新卒で入社した社員の大学での研究内容と配属先がリンクしていないことは結構あります。

「■■の研究を大学院でしていて、それを活かしたくてこの会社に入ったのに、全然関係のないチームに配属された…涙」
という新入社員は結構います。
※この子の雰囲気は▲▲のチームに合いそうだし、▲▲でいいか〜的な感じで配属されることも普通にあります笑

実際に、就活の募集要項で「●●の研究をしていることが必須」なんて書いてある求人、あんまり無いですよね。

つまり、配属はある程度はガチャで、運に左右されるわけです。

結局何が言いたいかというと…↓

①配属先によって必要な知識は変わる
②配属先はある程度はガチャ要素アリ
なので、専門的な理論・学問・知識は入社後配属が決まってから勉強すれば良い!
もっと汎用的な知識を身につけたほうが良い

 

3. モノづくり系の科目は機械エンジニアとしてめちゃくちゃ汎用的なスキル

配属先によって必要な知識・学問は変わるという話をしましたが、

どんな配属先であっても機械エンジニアとして働くにあたって共通していることがあります。

それは、「自分の設計(図面)をもとに、誰か(現場の作業者)に部品や製品を加工してもらうこと」です。

機械エンジニアは、現場でモノづくりをしている人に「図面」という媒体を通して、

「こういうモノを作ってね」「こういう加工をしてね」と指示するのが仕事です。

となると、「現場の人はどんな道具でモノを作っているのか?」、「この形状のモノって加工できるの?」という視点が重要になってきます。

四力などの理論を活かして頑張って設計した製品を、「加工できないから作れないよ」と言われたら悲しいですからね…
(実際に経験しました)

こういう現場視点を身につけられる数少ない科目が、モノづくり系の科目というわけですね!

 

例えば…

回転運動を伝えるための軸(シャフト)について考えてみましょう。

ベアリングなどの他部品と接触するため、シャフトの表面は綺麗に仕上がっている必要があります。

表面を仕上げるには軸を旋盤につけて回転させて、砥石を使って研磨するわけですが、

軸の直角になっている部分(直径が拡大する部分)の隅のあたりを加工しようと思うと、

隅の部分に砥石が当たりづらく、わずかではありますが表面の粗い部分ができてしまいます。

そこで、設計者はその部分にわざと「逃げ溝」を掘ってあげて、砥石が当たりやすいようにします。

このように、現場への「思いやり」ができることは、良い設計の基本となります。

しかし、「旋盤でどのように加工するのか?」を経験や知識として持っていないと、
このような「思いやり」はできないわけです。

この「思いやり」を獲得できる科目がモノづくり系の講義なので、重要だというわけですね!

 

現場への「思いやり」は、現場に関する経験や知識がないと獲得できない!
その「思いやり」を獲得できるのが、モノづくり系科目である!

 

4. モノづくり系の科目をどうやって勉強するべきか?

モノづくり系科目の重要性について説明しましたが、おすすめの勉強法を紹介します。

 講義で習った加工法をYoutubeで検索し、実際の作業の様子を見る(オススメ!!)

 3D-CADを使ってモデリングするときは、実際の加工の順にモデリングするように意識する

 図面を見る機会がある方は、図面の中の「変な形」をしている部分を探してみる。
⇨現場への「思いやり形状」になっていることが多いですよ!

 

また、勉強だけではなく、実際に機械加工のチャンスがある方は、積極的に体験してみましょう!
(怪我のないようにだけ気をつけてくださいね!)

 

というわけで、いかがだったでしょうか?

この記事をきっかけに、「モノづくり系の科目、ちゃんと勉強してみるか…」と思ってくだされば嬉しいです!

他にも機械エンジニアの具体的な仕事内容など、関連する記事を書いていますので、ぜひ読んでみてください!

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